文科相「ゆとり教育とは明確に決別」
2016/05/10
本日の閣議後の記者会見で、馳浩文部科学大臣が「ゆとり教育との決別を明確にしておきたい」と発言しました。
「ゆとり教育はすでに終わっているんじゃないの?」
こうした疑問を持たれる方もおられるので解説しておきます。
小中学校で学ぶ内容は、学習指導要領で定められます。
文科省は数年に一度、学習指導要領を見直してきました。
1998年の指導要領改訂で学習時間が大幅に減らされました。
これが「ゆとり教育」と言われるものです。
ゆとり教育に対しては批判が相次ぎ、2008年の指導要領改訂で「脱ゆとり」へと舵が切られました。
学校で教わる知識が増え、教科書も厚くなり、現在に至っています。
ところで文科省は、2020年度から新しい学習指導要領に基づく教育を行う方針です。
新要領の柱となるのが「アクティブ・ラーニング」と呼ばれるもの。
先生から一方的に教わるだけではなく、生徒同士が討論したり自ら発表したりする授業を増やそうというのです。
これに対して「知識を学ぶ時間が減るのではないか」と懸念する声が上がっています。
今日の文科相の発現は、こうした懸念に答えたものです。
小中学生の皆さんや、その保護者の方に覚えておいてほしいのは、新要領は現行の要領とは大きく異なるものになりそうだということ。
新要領のスタートに合わせて大学入試も大きく変わりそうです。
日本の教育はこの先5年間でけっこう変わるかもしれない、ということを頭の隅に置いておいてください。
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