高校の世界史と日本史は暗記量が多すぎ?
2017/11/17
高校で学ぶ世界史Bと日本史Bでは覚えることが多すぎて、暗記中心の教育になっているのではないか――。
いま、このような問題提起がされています。
大学と高校の歴史系教員約400名で構成する「高大連携歴史教育委員会」は、高校の歴史教科書に載せる用語と、大学入試の歴史系の出題用語について用語精選基準を作成。
その基準について、アンケート調査を開始しました。
同研究会によると、世界史Bの教科書に載っている用語は1950年代は1300~1600語でしたが、最近では3400~3800語まで増えているそうです。
日本史Bの教科書も同様です。
文部科学省は2022年から使用する高校の教科書に関して、「主体的で対話的な深い学び=アクティブラーニング」の導入を目指してます。
同研究会は、現状のように覚えることが多すぎると、思考力を育成するアクティブラーニングに十分な時間を割けないと指摘しています。
同研究が提示した精選基準(第一次案)には、日本史と世界史の共通用語192語を含め、世界史1835語、日本史1856語が掲載されています。
来年2月末までアンケートで広く意見を募ります。
高校での教育について、生物でも暗記偏重からの脱却が提案されています。
以前にもブログで書きましたが、日本学術会議が今年9月、高校の生物で学ぶ重要用語を絞り込むべきとする意見を公表しました。
暗記重視から思考力育成重視へ、高校での教育は変わっていきそうですね。
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