貧困か否かで10歳を境目に学力に大きな差が…
2017/11/21
貧困状態にある子どもは学力が低くなる傾向があり、10歳(小学4年生)を境に学力が大きく低下する――。
日本財団が発表した分析結果は、かなりショッキングな内容です。
大阪府箕面市の子ども約2万5000人について生活保護世帯と経済的に困窮していない世帯とで、国語の偏差値の推移を分析したのが下のグラフになります。
8歳の段階では、生活保護を受けている世帯の子どもの偏差値は49.6、対して経済的に困窮していない世帯は50.1で、両者にそれほど大きな差はありません。
ところが10歳の段階では生活保護世帯の偏差値45.1、経済的に困窮していない世帯50.6と一気に差が広がります。
14歳(中学2年生)になると、偏差値の差は10ポイント以上も開きます。
また、偏差値が45以下であっても、小学校低学年までは翌年には45を超える割合が3~4割ありますが、年齢が上がるに連れその割合は低くなり、低学力が固定化してしまうことも明らかになりました。
現政権は高等教育の無償化を政策の柱に据えています。
しかしながら、小学校低学年で学力が低い生徒、とりわけ経済的に厳しい家庭の生徒の支援にも目を向けるべきではないでしょうか。
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