私大に入りにくくなっている理由
2018/06/04
今年の私大入試は大変厳しいものとなりました。
滑り止めと考えていた大学さえ落ち、浪人を選択した学生も多いようです。
少子化が進んでいるのになぜ私大に入りにくくなったのか。
その理由を解説しましょう。
私立大学には国から補助金が出ます。
2015年度までは定員の1.2倍まで入学させても、この補助金が出ていました。
しかし、2016年度から私大の定員厳格化が始まりました。
補助金が支給されなくなる基準が、2016年度は入学者が定員の1.17倍、2017年度は1.14倍、2018年度は1.1倍と厳しくなっていったのです。
昨年度の私大入試も厳しく、その結果、浪人生が増えました。
大学入試センター試験を受けた浪人生の人数は、以下の通りとなっています。
2016年度:9万6454人
2017年度:9万9118人
2018年度:10万3948人
大学側が合格者を絞っているうえ浪人生が増えているのですから、入試が厳しくなるのは当然です。
では、来年度の入試はどうなるのでしょうか?
文部科学省は、2019年度以降について、「1.0倍を超える入学者数に応じて学生経費相当額を減額」「0.95倍~1.0倍にした大学には補助金を上乗せ」という方針を示しています。
詳細については近いうちに文科省から発表されるようです。
一方、国会で23区内の私大の定員増を原則10年間認めない法律も成立しました。
受験生の皆さんには厳しい言い方になりますが、来年の私大入試も厳しいものとなりそうです。
今年の入試については、これから様々な分析結果が発表になると思います。
情報収集を怠らないようにしてください。
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