高校数学、公式丸暗記は危険
2019/07/01
昨日、高校生を対象とした期末テスト対策を実施しました。
講師陣に混じって私も数学を教えました。
高2のある生徒は数列の問題に悪戦苦闘していました。
中間テストの範囲は等差数列と等比数列だけだったので、本人いわく「簡単だった」そうです。
ところが今回は様々な種類の数列の総和を求める問題が目白押し。
「全然解けない」と悩む生徒の横に貼りついて、1問ごとに解説しました。
その際に気が付いたことが一つ。
この生徒、公式は暗記しているのですが、その公式がどのように導き出せるのかを理解していませんでした。
例えば、等比数列の総和を求める公式は以下の通りです。
重要な公式ですが、この公式を導き出す方法は、複雑な数列の総和を求める問題に応用できます。
高校で習う数学には様々な公式が登場します。
しかし、丸暗記した公式に数値を代入すれば、どんな問題でも解けるというわけではありません。
私は生徒に数学を教える際、「重要な公式は自分で導き出せるようにしておくこと」と伝えています。
丸暗記した公式だけに頼るのは危険ですから。
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