河合塾、2020年度大学受験生の傾向を発表
2020/01/13
河合塾は進路担当の高校教員を対象に、今年の受験生の志望校や進路選択における傾向についてアンケート調査を実施。
その結果を大学入試情報サイト「Kei-Net」に掲載しました。
目標を高く設定するチャレンジ志向に関しては、「弱まっている」「やや弱まっている」の合計が全体の半数を占めました。
昨年度の同じ調査に比べて9%上昇しました。
来年は大学入試センター試験に代えて大学入学共通テストが実施され、それに合わせて一般入試を見直す私立大学もあります。
そうした点が、今年の受験生を安全志向に向かわせているようです。
河合塾では「少し目標を下げてでも今年中に大学進学を果たそうと考えている受験生が増えている」と分析しています。
また、推薦・AO入試を積極的に利用したがる傾向については、「強まっている」と「やや強まっている」を合わせて81%となっています。
こちらも昨年度調査から5%の上昇です。
大学入試改革や都市部の大規模な私立大学を中心に入試が難化した影響が、ここにも表れているようです。