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都立高校入試を振り返る【社会】

都立高校入試を振り返る【社会】

2020/02/23

今年の都立高校入試、社会の問題を振り返ります。

難易度は“昨年に続いて難”だと思います。

昨年の社会も難しくて平均点は52.7点と、一昨年の平均点から9点近く下がりました。

四択ではなく、完全解答方式の設問が20問中10問に増えたことが一因と考えられます。

今年も20問中9問は完全解答方式でした。

出題形式だけではなく、問題の内容も昨年から難しくなっていると感じています。

今年の大問題3の世界地理を見てみましょう。

都立高校の入試問題ではお馴染みの年平均気温と年降水量のグラフ問題。

世界各地の都市の比較ではなく、米国内の4都市の比較問題でした。

暗にシリコンバレーを示している文章から都市の位置は分かったものの、四つのグラフから一つを選ぶのに苦戦した方はおられるでしょう。

大問題5の公民分野では、米国の大統領権限に関する問題も出ました。

米国の大統領は議会に対して法律案を提出する権限があるかどうかという問いでしたが、米国の大統領制は教科書に詳しく記載されていません。

今年の社会の平均点、「昨年より少し上」くらいではないでしょうか。

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