来年の都立高入試を展望する【英語】
2020/07/06
令和3年度の都立高校入試では、従来の出題範囲から除外される内容があります。
新型コロナウイルス感染症拡大で休校期間が長引いたことを配慮してのことです。
出題範囲から除外される内容があると、入試問題にどのような影響が出るのでしょうか?
教科ごとに展望してみたいと思います。
第1回は英語です。
英語では以下の内容が除外されます。
「関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法」
つまり公立中学校の3年生が学ぶ関係代名詞がすべて除外されるわけです。
ただし、都立高校入試の英語では文法を問う問題はほとんど出ません。
「本文=長文」をきちんと読めているかを問う問題が大半です。
例えば、設問に示された四つの英文を本文の流れの順に並べる問題や、本文の登場人物が言った言葉をより詳しく説明するのに最適な選択肢を選ぶ問題などです。
ところで関係代名詞をまったく使わずに「本文=長文」を作成するのは困難だと思われます。
設問には関係代名詞が登場しなくても本文中には登場する可能性がありますから、しっかりとマスターしておきましょう。
長文問題では一つひとつの英文が長くなります。
関係代名詞以外で長い文章を作る文法事項としては接続詞、不定詞と動名詞、分詞を使った構文などがあります。
英才個別学院梅島校では中3生の夏期講習で、こうした文法を徹底的に復習します。