変わる中学校での指導内容【数学】
2021/02/04
今年の4月から始まる新年度から、中学校における指導内容が大きく変わるのをご存知ですか?
文部科学省が10年ぶりに学習指導要領を改訂し、その実施がこの4月からとなるのです。
教科書もこれまでとは大きく変わり、大半の教科で学ぶ範囲が増えます。
今回は数学を例に、どのように変わるのかをお伝えします。
まず目につくのが統計に関連した内容の充実です。
中1では累積度数を新たに学びます。
中2になると四分位範囲や箱ひげ図を学びます。
これらは現在、高1の数学Ⅰで学ぶ範囲です。
また、中2では証明を学ぶ単元に「反例」という用語が出てきます。
この他、これまで中学校で学んでいた内容が小学校へ移行されたり、中学校の学年間で移行されたりする内容もあります。
学習した内容を日用生活につなげて考える問題も、教科書の章末に掲載されます。
思考力や判断力を高めることを目的としています。
長らく続いた大学入試センター試験に代わり、先日、初めての大学入学共通テストが実施されました。
共通テストでも日常生活を題材にした問題が出ました。
これからは小学校から高校まで、こうした内容が増えていきます。