今年の都立高校入試の難易度は?【前半】
2021/02/23
2月21日に行われた都立高校前期一般入試。
受験した皆さん、手応えはいかがでしたか?
各教科について、難易度を分析してみました。
【国語=易】
昨年の平均点が80点超えと高かったので、難易度が上がると予想していましたが、ふたを開けてみればそれほどでもありませんでした。
漢字の読み書きは、中3で習う範囲が出題の対象外だったので容易でした。
大問題3の物語文は読みやすかったと思います。
主人公の心情をつかみやすかったですね。
【数学=やや難】
大問題4の平面図形に苦戦した方が多いと思います。
証明問題は合同や相似ではなく、二等辺三角形になることを証明する珍しいタイプでした。
最後の三角形の面積を求める問題は、複数の相似を組み合わせて求める力が必要でした。
直前の証明問題で、角度が同じで相似となる三角形を見つけておかなければ解けない問題です。
ここ数年の平面図形では一番難しかったと感じます。
一方、大問題5の空間図形は簡単でした。
平面図形に時間を費やしてここまでたどり着けず、後で後悔した方もいると思います。
【英語=やや難】
大問題3の会話文読解が少し難しかったと思います。
日本語ではものを数える場合に語尾につける言葉が異なるといった話から始まり、同じことを言う場合でも、丁寧に言う場合とそうでない場合とで、日本語でも英語でも違いがあるという内容に発展します。
少し込み入った内容なので読解力が試されました。