変わる高校の教科・科目【社会】
2021/03/31
3月30日、文部科学省が令和4年度から使用する高校の教科書の検定結果を公表しました。
高校の学習指導要領が大きく改訂されることに伴うものです。
前回の国語に続き、社会の教化・科目がどのように変わるのかおさらいします。
まずは地理歴史。
現状では世界史のAとBから1科目、日本史のAとB、地理のAとBから1科目が必修となっています。
令和4年度からは「地理総合」「地理探求」「歴史総合」「日本史探究」「世界史探究」の5科目での編成となります。
必修となるのは「地理総合」と「歴史総合」。
「地理総合」では、地理情報システム(GPS)の使い方や、地球規模の課題に向けた国際協力、防災などを学びます。
「歴史総合」は18世紀以降の近現代史が中心で、世界と日本の関係を詳しく学びます。
次に公民です。
現行の「現代社会」に代わって「公共」が新設され、この科目が必修となります。
「公共」の目的は主権者教育。
模擬の選挙や裁判、請願などを盛り込んだ教科書が多いそうです。