体力が向上すると苦手科目の成績がアップ
2021/04/13
中学生の体力が向上すると、国語、数学、英語、社会、理科のうち苦手な科目の成績がアップする――。
神戸大学などの共同研究で、このような結果が明らかになりました。
中学1年生から3年生までの469人を2年間追跡。
体力の向上(全身持久力)と、国、数、英、社、理の最低評定値と最高評定値の変化を調べました。
研究結果によると、体力向上に伴って最低評定値=苦手な科目の成績が改善されたそうです。
一方、最高評定値=得意な科目の成績には変化が見られませんでした。
現時点では、なぜ体力向上が苦手科目の成績アップにつながるのか、その要因は明らかになっていません。
研究チームは今後、その要因を明らかにしていくそうです。
多くの生徒が嫌う持久走ですが、そのタイムを上げるには「つらい、きつい」を我慢するしかない。
そうした忍耐力の向上が、苦手科目でも我慢して勉強するという姿勢につながるのかもしれませんね。