高校の数学が得意になるコツ
2021/04/26
私が高校生に数学を教える際、どの生徒にも必ず伝えることがあります。
「グラフや図をできるだけ丁寧に起こして考える」という点です。
ノートの隅に小さくグラフや図を描き、しかもその概形がおかしいために正答に至らない生徒をよく見かけます。
高校の問題集を開くと、ほとんど図は掲載されていませんよね。
大学入試でもグラフや図が付いている問題はほとんどみかけません。
これが高校入試と大きく違うところです。
グラフを起こす場合は、概形をできるだけ正しく描くだけではなく、軸との交点や頂点の座標も記入します。
図形の場合、角度はおよそどの程度なのか、各辺の長さの比はどうなっているのかなどを問題文から読み取ります。
最初から正しく概形を描けるわけではありませんが、高1の段階からこうした練習を積んでおく。
すると、いずれは正しい概形を描けるようになります。
こうしたスキルは入試問題を解く上で大きな武器になります。
特に国公立大など記述式の問題に挑戦する方は、実践してください。