都立高入試の平均点、過去10年で最低
2021/06/25
6月24日、東京都教育委員会から令和3年度都立高入試の平均点が発表されました。
全教科の平均点が令和2年度の平均点より低下。
5教科合計の平均点は282.3点で、過去10年間の平均300.2点を大幅に下回りました。
過去10年間の平均を超えたのは国語だけ。
著しく平均点が低かったのが理科です。
理科の過去10年間の平均点は56.5点。
それに対して令和3年度は47.8点でした。
四者択一式の設問が減る一方で、複数の答えすべてが合ってないと正答にならない完全解答式の問題が増えた影響でしょう。
数学の平均点も過去10年間で最低です。
大問題3「関数」の最後の小問題は正答率が9.3%。
大問題4「平面図形」の最後の小問題に至っては、正答率はわずか0.5%でした。
教科ごとの平均点を見てわかる通り、都立高校の入試では比較的国語が簡単です。
入試当日は国語のテストから始まりますが、ここでつまづくと取り返すのが難しくなります。