赤本は必須、でも完璧ではない
2021/11/23
大学受験生の皆さんは、そろそろ受験する大学の過去問を解き始めているのではないでしょうか。
英才個別学院梅島校でも、先月から過去問を使った演習を始めています。
大学入試の過去問と言えば、教学社から出版されている通称“赤本”が有名ですね。
この他、オープンキャンパスに参加すると過去問を入手できる大学もあります。
こうした過去問を使った演習は、受験生には必須です。
ただ、赤本にしろ大学が提供してくれる過去問にしろ欠点があります。
それは「解説がそれほど詳しくない」という点です。
特に数学や物理、化学で顕著です。
途中式や考え方などが省略されているケースが珍しくありません。
過去問の解説を見ても理解できない、という受験生は少ないでしょう。
そうしたケースに出会ったら曖昧なまま放っておかず、参考書や問題集を開いて正しく理解できるようにしてください。
自力で調べて理解するという過程を疎かにすると学力は伸びません。
私は高3生の化学の授業を担当していますが、授業の前にできるだけ詳しい解説を作るようにしています。
ただし授業ではいきなり答えを教えて解説するのではなく、生徒にヒントを出しながら考えてもらうようにしています。
そして授業の最後に私が作った解説を渡して、もう一度自分で解いてもらう。
これを繰り返すと生徒は伸びていきます。