偏差値55~60の都立合格への鍵・数学
2021/12/04
前回、偏差値50前後の都立高校へ合格するために、数学を例に正答しなければならない問題を解説しました。
今回は偏差値55~60の場合を解説します。
このレベルの都立高校としては上野高校や城東高校があります。
内申が足りているとして、入試本番では5教科合計380点取ることが合格ギリギリのラインです。
1教科当たり75~80点といった計算になります。
数学の問題構成をおさいしましょう。
大問題1は小問集で全9問。
前半は計算、後半は確率や角度、標本調査といった問題が並び、最後に作図が出ます。
全部正解すると46点となりますが、この大問題1は全問正解が必須です。
大問題2は文字式を自分で作って証明する問題。
2問中後半が証明問題ですが、年によっては難易度が高い問題が出ます。
とはいえ大問題2も必ず取るという意識で演習してください。
大問題3は関数です。
全3問のうち最初の2問は簡単。
偏差値55以上となれば難問である3問目も必ず正答したいところです。
関数は比較的解法のセオリーを身に着けやすいので頑張ってください。
大問題4は平面図形。
全3問中、角度と証明の問題は必答です。
最後の問題は毎年正答率がかなり低いです。
ここが解けなくても落ち込む必要はありません。
大問題5は最も難しい空間図形。
特に最後の問題は最難関ですから、ここに時間を割くよりは他の問題で正答を目指しましょう。