R4都立入試の数学を解説【平面図形】
2022/02/23
2月21日に終了した都立高校の前期一般入試。
数学の大問題4、平面図形の「問2-②」の解き方を解説します。
問2-①でAP=AQが証明されており、∠PAQ=60度なので、⊿APQは正三角形です。
また⊿ABCと⊿ADBは合同です。
よって⊿BRPと⊿ADBの面積の比を求めればよいことになります。
DP:PB=2:1ですから、⊿APBは⊿ADBの3分の1です。
次にAからDBに垂線をひき、DBとの交点をSとします。
⊿ADPは辺の比が2:1:√3の直角三角形なので、AS=3√3/2です。
⊿APBに三平方の定理を用いるとAP=√7となります。
⊿BRPと⊿QRAは相似で、相似比は1:√7。
ここでBR=xとするとQR=√7x。
また、AB=3ですからAR=3-x、PQ=√7よりPR=√7-√7xです。
AR:PR=1:√7なので代入するとx=2/3を得られ、AR=3-2/3=7/3。
よってAR:BR=7:2となり、⊿BRPは⊿APBの面積の9分の2です。
したがって⊿BRPは⊿ADP=⊿ABCの27分の2となります。