「ブラック校則」という言葉をご存じですか？

理不尽ではないかと思われるルールを、学校側が生徒へ一方的に強制する校則です。

都立高校に関しては、このブラック校則を全廃する方向で動いています。

東京都教育委員会は3月10日、「都立高等学校等における校則等に関する取組状況について」をホームページで公表しました。

令和3年4月時点と令和3年12月時点を比べると、以下の項目に大きな変化があります。

①生徒の髪を一律に黒色に染色：令和3年4月時点＝7課程→令和3年12月時点＝0課程

②「頭髪に関する届け出（任意）」の提出：55課程→20課程

③「ツーブロック」を禁止する指導：24課程→0課程

④登校での謹慎（別室指導）ではなく、自宅謹慎を行う指導：22課程→0課程

⑤下着の色の指定に関する指導：13課程→0課程

⑥「高校生らしい」等、表現があいまいで誤解を招く指導：95課程→0課程

都立高校では、教職員や生徒、保護者が話し合う機会を設けて協議をしてきました。

生徒が社会の一員として主体的に自校の校則について考え、それを守ることが目的です。

その結果、いわゆるブラックと思われる校則を変える学校が増えています。

報道によると、都立高校では4月からホームページで校則を公開するそうです。