理科は身近な現象と一緒に考えよう
2022/06/04
昨日終了した足立九中の中間考査。
試験前は塾へ自習に来る生徒が多数いました。
中3理科の主な試験範囲は「運動とエネルギー」でした。
質問しに来た生徒に教えていて、気になったことがありました。
教科書をひたすら覚えようとするばかりで、身近な現象と結び付けて考える生徒が少ないという点です。
例えば、斜面に置かれた物体に働く力。
傾斜が大きくなるほど斜面下向きの力が大きくなり、斜面に垂直な力は小さくなります。
ジェットコースターに置き換えれば理解できるはずです。
傾斜が急になれば斜面下向きの力が大きくなるので、コースターのスピードは上がります。
一方、座席からお尻が浮き上がりそうになるのは、斜面に垂直な力が小さくなるからです。
水中の物体にかかる水圧は、プールでの経験を思い出せば理解できるはず。
プールの底に足をつけて立ち、周りの水を手や足でかき混ぜた経験はあるでしょう。
水を手で払うより足で払うほうが重く感じたはずです。
理科が苦手という生徒は少なくありませんが、身近な現象と結び付けると印象に残りやすいと思います。