都立高校の入試問題を分析―社会
2024/02/23
都立高校の入試で社会は過去2年間、5教科の中で平均点が最低でした。
教科書の隅々まで覚えていないと解けない問題や、
そもそも教科書にさえ載っていない知識を問う問題が散見されました。
今年は傾向が変わりましたね。
難問、奇問が姿を消しました。
記述問題が3問になったのも、ここ数年との違いです。
<大問題1・三分野総合の小問>
問1は都立入試で頻出の、地形図と写真を組み合わせた問題。
写真エのポイントが分かりづらかったですが、その他の写真のポイントは明らかでした。
問3の国会の種類は模試でもよくみかけました。
<大問題2・世界地理>
問2の表中のウとエで迷った受験生がいたかもしれません。
問3は「ポルターと呼ばれる干拓地」でピンとこないといけませんね。
<大問題3・日本地理>
問2が少し難しかったでしょうか。
Ⅱの文章で千葉県と判断したうえで、他府県への通学者の割合を真面目に計算した人の勝ちです。
ここ数年の記述問題はかつての入試ほど考察力を求められませんね。
<大問題4・歴史>
問2の記述問題は易しすぎて、逆に「何を書けばよいの?」と思った人が多かったのでは。
問3はそれぞれの選択肢に含まれているキーワードで判断できたかどうか。
<大問題5・公民>
問2は税金の種類をしっかり勉強していれば、ウの消費税と判断できたはずです
<大問題6・三分野総合>
過去3年の入試で、平均点が著しく低かった大問題6。
今年は平均点が上がると思います。
問2は、リーマンショックが起こった年を知っていた、教わったかで明暗が分かれました。
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