都立高校の入試問題を分析―理科
2024/02/23
令和6年度の都立高校入試、理科を振り返りましょう。
2021年入試を最後に、完全解答の問題数が減りました。
今年は1問だけでしたね。
大問題3~大問題6は、どの単元から出題されるかが年によって異なります。
予想が当たったでしょうか?
<大問題1・小問集合>
出だしから化学、物理と続いたので、苦手な人はあせったあもしれません。
ただ、どの問題も、学校で学んだ知識がしっかり身についていれば楽勝でした。
<大問題2・レポート付小問集合>
問2の「クジャク石に含まれる銅の割合」、問3の光の屈折を正答できたかどうかで差がついたと思います。
光の屈折の問題は、過去の入試でも平均点が低いです。
<大問題3・地学>
4年ぶりに「地球と宇宙」の単元から出題されました。
事前に予想していた人は多かったのではないでしょうか。
太陽の動きの問題だったので、難易度はそれほど高くありませんでした。
過去20年遡ってみると、都立入試の大問題3では、星の動きや月の見え方、金星の見え方はほとんど出題されていません。
<大問題4・生物>
植物の光合成と呼吸からの出題。
昨年は消化と吸収からの出題だったので、予想が当たった人は多いのでは。
<大問題5・化学>
電解質と溶解度、質量パーセント濃度といった問題構成。
後半は、与えられた資料をきちんと読み取れるかがカギでした。
<大問題6・物理>
昨年は「電流の性質」から、今年は「運動とエネルギー」からの出題。
ほぼ交互に出題されています。
記録テープの問題は、学校の定期考査でも出題されたのではないでしょうか。
昨年の理科の平均点は59.4点。
今年の平均点も同程度ではないかと予想します。
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