大学受験と高校受験の違い
2016/12/21
大学受験と高校受験はどこが違うのでしょうか。
「大学受験の方が難しいに決まっている」という声が聞こえてきそうです。
では、大学受験の難しさはどこにあるのか。
それは“総合力の問われ方が高校入試の比ではない”という点にあります。
これだけでは良く分からないと思いますので、数学を例に説明します。
大半の高校の入試問題では方程式、関数、図形という具合に単元ごとに出題されます。
一部、関数と図形が組み合わさった問題が出ることはありますが、単元の垣根を越えた複合的な問題はこの程度です。
これに対して大学入試では単元の垣根を越えた問題が数多く出題されます。
例えば、三角関数や積分した面積の最大値、最小値を求めるのに2次関数に置き換えて解くといった問題です。
英語はどうでしょうか。
高校入試の文法問題でも受験生が「これは比較の問題だ」とか「これは関係詞」とか自分で判断して解きますよね。
しかしながら中学校で学ぶ文法の量はそう多くはありません。
そこそこ英語ができる生徒ならば判断に迷うことはないはずです。
一方、高校では比較にならないほどの文法を学びます。
特殊な構文もたくさん出てきます。
出された問題に対してどの文法事項なのか、膨大な知識の中から瞬時に判断する力が求められます。
「範囲が決まった高校の定期テストでは良い点が取れるのに模試になるとからっきしダメ」という人は私が言いたいことが分かりますよね。
高校で学んだ基礎がある程度できている人は、総合力を駆使する演習が受験勉強の中心になります。
基礎ができていない人は、まず基礎作りから始めて、それから総合力を磨くという2段階が必要となるのです。
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