内閣官房の「地方大学の振興及び若者雇用等に関する有識者会議」は5月22日、中間報告を公表。

学生の東京一極集中を是正するため、23区内にある大学の定員増を認めない方針を打ち出しました。

今後、18歳人口は大幅に減少していきます。

こうしたなかで学生が東京へ集中し過ぎると、地方大学の経営が悪化する懸念があります。

有識者会議は、23区内の大学の定員増を認めない新法の制定も検討すべきだとしています。

また、地方へのサテライトキャンパスの設置を推進することも明記。

一方、地方の大学には総花主義、平均的主義から脱却して特色を打ち出す改革を求めています。

政府は中間報告の内容を6月に閣議決定する「経済財政運営と改革の基本方針」（骨太の方針）に反映させ、来年の通常国会に関連法案の提出を目指すそうです。

大学側からの反発が予想されるこの問題。

まずは骨太の方針にどのような形で盛り込まれるのか、注目していきたいと思います。

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