河合塾が運営する大学受験情報サイト「Kei-Net」に、2017年度私立大入試の動向がアップされました。
定員割れとなった私大は前年度より28校減少して229校となりました。
全大学に占める割合は39％です。

定員割れする私大は1990年代後半から徐々に増え、2000年代前半は全体の3割程度で推移していました。
2006年度から再び上昇し始め、その後は40％台で推移してきました。
定員に対する入学者数、定員充足率は大学の規模によって一定の傾向を示します。
定員規模が500人未満の大学は100％を割り込んでいるのに対し、500人以上の大学は100％を超えています。
定員充足率を学部系統別に見ると、100％を下回っているのは歯学と薬学、家政学。
歯学は81.8％と最も低く、薬学は99.7％、家政学は98.2％となっています。
薬学は志願者数を定員で割った志願倍率が8.8倍と高いにも関わらず、定員充足率が100％を割り込む結果となりました。