都立入試の英語は「読む力」重視
2021/06/07
都立高校の英語の入試問題には、語群を正しく並べ替える問題や、英文を書き換えるといった文法問題は出ません。
たくさんの英文を読ませて、内容が理解できているかを問う問題が主です。
大問題1はリスニング。
問題Aは短い会話文を聞いて四つの選択肢から一つを選ぶ問題が3問出ます。
問題Bはやや長めの英文を聞いて答える問題で、四者択一が1問、英文を書いて答える問題が1問です。
大問題2は、資料を見ながらの二人の会話を読み解く問題。
後半に登場人物の一人がもう一方に宛てたメールと、それに対する返答が登場します。
メールへの返答の一部は空欄になっており、前後の内容に合うように三つの英文を書く問題が出ます。
この英作文以外は四択問題が3問です。
大問題3は会話文読解。
留学生を交えた中学生か高校生が3~4人登場します。
全7問いずれも四択。
本文中の一文をより詳しく説明するにはどれが正しいかといった問題のほか、本文の内容に合うように空欄に入れる単語を選べといった問題が出ます。
大問題4は物語の長文。
全7問いずれも四択です。
四つの文章を本文の流れに沿って並べ替える問題、本文の内容と合うように補うにはどの文が適しているかといった問題が出ます。
大問題2の英作文は12点で部分点あり、その他は1問につき4点です。
限られた時間で多くの文章を読まねばならないので、英文を速読する力を養う必要があります。