男女別定員の緩和、来春の都立入試から
2021/09/25
47都道府県立高校のなかで唯一、男女別の定員を設けている東京都。
性別によって合格のボーダーラインが異なり不公平だという声が上がっています。
そこで東京都教育委員会は令和4年度の都立高校入試から、男女別定員の緩和を実施します。
都立高校全日制普通科のうち42校は、令和3年度入試で男女別定員の緩和措置を講じました。
定員の9割までは男女別に合格者を決め、残りの1割は男女の別なく成績順で合格者を決めるというものです。
令和4年度入試ではこの措置を全日制普通科のすべて109校で実施します。
なお、単位制やコース制については、既に男女別で定員を設けていません。
都教委はこれを第一段階と呼んでいます。
第二段階では、男女の区別なく合格者を決める割合を定員の2割に拡大します。
その後第三段階として、男女の区別を全くせずに合格者を決める方法を採用します。
令和3年度の入試では女子約700人と男子約100人が、男女別の定員がなければ合格していたそうです。
今回の緩和措置、特に女子にはメリットが大きいですね。