私大の半数近くが定員割れ
2021/09/29
私立大学全体で、今春の入学者数が定員を下回りました。
日本私立学校振興・共済事業団の調査で明らかになったもので、1999年度から行われてきた同様の調査で初めて定員充足率が100%を下回りました。
大学の規模別に見ると、入学定員3000人以上では定員充足率が99.9%。
入学定員が300人以上400人未満では95.2%となり、規模の小さい大学ほど低くなっています。
定員割れの大学は全体の46.4%にあたる277校で、前年より93校増えました。
18歳人口の減少が主な原因とみられていますが、その傾向は今後も続きます。
私大は収入の約8割を入学金や授業料などに頼っているので、定員割れが続くと経営が厳しくなります。
これから大学進学を目指す学生の皆さんにとっても他人ごとではありません。
経営基盤がしっかりしているかどうかも、大学選びの一つの指標となりそうです。