文化庁から令和3年度「国語に関する世論調査」の結果が発表されました。

この調査では毎年、いくつかの語句に関して本来の意味を知っているかどうかを尋ねています。

令和3年度調査では「揚げ足を取る」「姑息」「割愛する」の三つが題材となりました。

「揚げ足を取る」の本来の意味は「言い間違いや言葉じりをとらえて責めたりからかったりすること」。

調査対象の65.9％が、本来の意味を選択しました。

「姑息」の本来の意味は「一時しのぎという意味」です。

これを選んだのは17.4％にとどまり、「ひきょうなという意味」を選んだ人が73.9％に上りました。

「割愛する」の本来の意味は「惜しいと思うものを手放す」こと。

これを選んだのは23.7％で、「不必要なものを切り捨てる」を選んだ割合が65.3％となりました。

本来の意味を知らずに何気なく言葉を使っている人の割合、結構多いですね。