足立区が独自の給付型奨学金

大学生を対象に約826万円を上限に給付――。

足立区は来年度、独自の給付型奨学金を創設します。

給付型とは返済が不要な奨学金。

入学金と授業料、施設整備費をすべてが対象で、40人程度への給付を予定しています。

応募資格は以下の通りです。

①大学に在学または入学予定

②評定平均が4.0以上（5段階評価）

③年収800万円以下（4人世帯の目安）

④生計維持者が直近3年以上足立区内に在住していること

理系の私立大学へ4年間通った場合、区のシミュレーションによると次の費用がかかります。

入学金：25万1029円

4年間の授業料：454万4296円

4年間の施設整備費：71万6636円

これらを合計すると551万1961円となりますが、その1.5倍の約826万円を上限に給付します。

令和5年1月4日～2月28日に第1期の20人を、令和5年3月1日～4月14日に残りの20人を募集。

成績は良いが家庭の事情で大学進学を躊躇している高校生にとって、魅力的な制度ですね。